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バリの新名所 ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ(GWK)

ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ(GWK)で何百人ものダンサーが伝説の鳥ガルーダを捕らえる火の蛇を演じて舞台を駆け回る、これがこけら落としとなった(BD / I Wayan Juniarta)。有名ケチャダンサー達、伝説のギタリストデワ・ブジャナ、歌手トゥリエ・ウタミ、ダンサーのケニ・クルニアサリ、ハープ演奏者マヤ・ハサンと何百人もの住民がバドゥンのウンガサンで金曜の夜にGWK像の下をくぐる式典に参加した。こ のパフォーマンスはヒンドゥー教のガルーダ物語からインスピレーションされたものだ。ドラゴンに虜にされている母を解放する身代金として不死の効能を持つ アメルタ(聖水)を探す鳥の物語である。行く手を阻むもの全てを倒していくガルーダは、悪魔から神をも手にかける。ついに母の解放とアメルタが邪悪な者の 手に陥らないよう助けようとウィスヌ神はガルーダに持ちかけた。ガルーダは聖水を運ぶ任務を与えられ、ウィスヌ神の乗り物になることに同意する。
こ の式典は16年ものブランクがある、その原因は政権交代、全国的な経済危機、内部の縄張り争いと献身的な投資家の不足だ。そもそもこの像が作られた目的 は、インドネシアで一番高い記念碑にすることと、バリの新しい観光名所にするためである。これを実現できたのはアラム・ストラ・リアルティ株式会社 (ASR)が像や60ヘクタールの敷地内にあるその他の施設のために4500億ルピア(4000万ドル)を資金提供することに合意したためだ。 こ の式典は5時50分ちょうどにマデ・マンク・パスティカバリ知事と、アルゴ・マヌンガル・グループの創設者の億万長者ニン王、バドゥン市長、アグン・グ デ・アグンの子息、像作り職人ニョマン・ヌアルタの全員がスイッチに手を添え、サイレンが響き渡った。サイレンの合図に5台のミキサー車が像の足場となる 予定の大きな型にセメントを流し込んだ。 「完成に近づく像を目にして私はとても嬉しく思います。ついにバリの人々との約束を果たせるという喜びです」と語るのは像作り職人のプロのニョマン・ヌアルタ。
新しいGWKの像は20メートルあり、300メートルの間隔で難しい期間でヌアルタによって取り付けられた。
「私はとても嬉しく思いますし、同時に誇りに思います。このGWKが島と、島の住民に多くの益をもたらしてくれることを望んでいます」とマンク・パスティカ知事。


ヌ アルタによると像の完成までには約3年かかるという。銅と真鍮、ステンレスフレームからなる75メートルの像は西ジャワのバンドゥンのヌアルタの工房で現 在製作中だ。像の外側は22.000平方メートルにもなるステンレスの枠組みは700の部分に分けられてバリに送られる。そのためには400台のトラック が必要になる。
これらの部分は銅とセメントでできている像の足場に乗せる前、溶接される。足場自体は他の業者が作業に当たるという。
最後の作業としてGWK像は高さ75メートル、64メートルの翼を持つことになる。像は足場と併せると高さが126メートルになり、アメリカの自由の女神より30メートル以上高くなる。3000トンの重さを誇り、自由の女神の11倍だ。
1880年後半芸術家ジャン・コトーは、1880年の終わりにフランスのグストー・エッフェルが反対にも関わらずエッフェル塔を建て、結果的には世界的に有名な建造物となり得た経験と今回のものが似ていると分析する。
「ヌ アルタは過去に縛られず、立ち向かう勇気を持ったバリ人故に批判されてきた。バリは伝統的な農耕中心の人々から近代的で都会的な人々に変化してきた。ここ に来てようやくバリは文化の象徴であったり創造的な言葉を必要としている。この観点からすれば、ヌアルタは先見の明がある人だ」とジャンは語る。
ジャンはまた、バリ人の、そしてインドネシア人、また国の特徴と文化を反映しているこの像には大きな意味があると評価。
「ウィ スヌ神は宇宙の調和とすべての命を維持する責任を持つ神。それでこの像はこの世のすべてのー人が地球を保護することにおいて役割を果たすということを表現 している。これは温暖化や自然災害が起こっている今に対しての警告でもある」と述べるのはGWK協会会長のグデ・アルディカ。
バ リ生まれのヌアルタは出身島への敬意を表するために像をバンドゥンで作り始めて25年だ。このコンセプトは観光省大臣、ヨープ通、鉱業省大臣IBスジャナ によって支援がなされている。ある計画が作られ、プロジェクトに積極的だったスハルト大統領に提出された。1997年に建設が着工されるがスハルト政権が 終わり、経済危機が訪れたため建設が停止したのだ。


 

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